仏間の張替をさせて頂きました。
使用した襖紙:本絓絹(ほんしけぎぬ)
上品な風合いでお客様も喜んで下さいました。
![仏間張替:本絓絹](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s596efc1b14d07523/image/ie15f170c78e0c4c6/version/1468661324/image.png)
下の写真のように作られた襖紙です
![本絓絹の出来るまで](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s596efc1b14d07523/image/i03421de92dc09781/version/1468661554/image.png)
城端(じょうはな)本絓絹
富山県越中城端地方の伝統的な絹織物(襖地・壁貼り地)です。
通常は一頭のお蚕さんが一個の繭をつくります。その繭から作る糸が、生糸です。
なかには稀に二頭のお蚕さんが一個の繭を作ることがあります。その繭を玉繭と言い、この玉繭から作った糸を玉糸(たまいと)(絓糸(しけいと))と呼びます。
玉糸は二本の糸が複雑に絡み合っているので、人工では作れない微妙な節が現れ、地合いが変化に富む独特の上品な絹織物(シャンタン)になります。
本品は富山県越中城端地方の伝統的な絓絹の風合いを今に伝えるものです。(見本帳より抜粋)